CLANNADを観終わって
また、筆者は執筆時点では原作未プレイですので、
だんだん常体になっていくのは仕様です
感情が暴れ回りました。
大前提として、
ここからは、感想を時系列順に追い掛けていきたいと思います。
美佐枝さん編
有紀寧編
うーん、優しい。
人生観が変わりました。
目から鱗。アニメとしては全く見たことない分野を描いた作品(アニメの視聴経験が浅いだけ)で、
こんな、緩やかな幸せを紡ぐ物語で終わって欲しかった。
渚の死をみたあとは、赤ちゃんの、
この時点で[サマポケの持つものが容器のない純水の重さだとすると、クラナドが持つものは上位世界に存在する高質な金属の重さなのかな]というのが頭にありました。意味は皆様自身で考えていただけると嬉しいです。(結構雑な解釈なのであしからず)
そして迎えた18話。ほぼ前情報なしで観ることができていたので、ここで完全に不意打ちを食らうことになります。
マジで誇張なしに大泣きしました。涙止まらなかった。1期・ことみ√の最後もかなり泣いたけど比じゃなかった。泣いてしまうのに理由なんて要らない、と実感しました。泣きたいから、涙が溢れてくるから泣くんだなと
詳細な説明は省きますが、やばかった。
そこからは、もうなにもないだろうと。このまま朋也と汐のささやかな日常が続いていくんだろうなと、そう思った。回収されていない伏線も多々あったし、女の子と人形の話が全く理解できていなかったから、本当に願望としてそう思っていたんだろう。杏との描写もあったし、杏推しの身としてももう満足だった。泣かせてもらったし、これ以上の絶望は朋也が不憫すぎる上に、画面越しに自分の心も潰れてしまうかもしれない(ただこれもよくよく考えてみると、そんな状況にならないと普通泣けないな、ということに気づいてしまった)。
だから、いきなり汐が倒れ、ほぼ間を置かず旅立ってしまったとき、最初に来たのは悲しみでも心の空虚さでもなく、戸惑いだった。ここで汐まで死なせてしまったら、どう考えても話が続かない。あれだけあからさまな描写があったにもかかわらず、街の自然との結び付きなんて微塵も想定していなかったし、ここで朋也を絶望の底に叩き落とす制作上の必要性も予想がつかなかった。何やら難しいことを言っているが、ようするにありえないと考えていた。
なのに、いきなり汐は体調を崩し、そしてすぐに旅立ってしまう。あの花畑に行きたいという汐の希望は、そこに何か打開のヒントがあるという暗示のようにしか見えなかったけれど、何を教えてくれるのかも皆目検討もつかなかったし、これもただの願望だった。
そうして、汐を抱えて朋也が道に崩れ落ちる。奇しくも、渚の命日と同じ雪の日に。
という夢を見た。結果だけ見ると、そういうことになる。
物語の始まりから続いてきた無限の悪循環は、渚の死を契機としてさらに悪い方向に向かう。それは必然であって、本当にどうしようもないことだった。朋也がいくら立ち直って足掻こうと、世界に絶対と決められた未来を覆すことは出来なかった。そして何度も絶望から立ち上がってきた朋也は、汐の死を悟って再起不能の状態になる。無理もない。というか、ここまでよく粘ってきたと思う。
そして、少女と出会う。俯瞰世界の時間軸は現実世界と関連付けられないため、時系列というものは存在しないが、そこに、恐らくもとは渚がいたであろう場所(*)に、汐がいた。
結果的に汐の死をきっかけに俯瞰世界の住人が消えてしまうことによって、俯瞰世界が現実世界側に融合し、俯瞰世界というものの存在が抹消された結果その世界や街との結び付きの明確な結果である、渚の死という場面からやり直しという形になった(ということなのだろう。この解釈が一番整合性がある)。[※追記 実際には、人々の幸せの象徴である光の珠を手に入れたとき、願いが叶うという言い伝え?の通りであって、朋也が今までたくさんの世界で生み出してきた光の珠を手に入れ、時間塑行すらも可能になった、ということみたいです。「お連れしましょうか?この街の、願いが叶う場所に…」という言葉も、光の珠が集まる場所(木)ということで納得できる気がします。最初に存在したのが汐の死までの世界線で、俯瞰世界から智代や杏を幸せに導いた世界に飛び、また俯瞰世界に戻って、十分な数の光の珠を集めた、ということなのでしょうか。そして、その願いによってさらに汐と渚の自然との結び付きが断たれ、主を失った俯瞰世界は朋也の願った現実世界と融合した、という解釈が正解なんですかね?この場合も後述の主の疑問が残りますが。個人的にはこの時空修正の仮説結構気に入ってます]
渚が街との繋がりを持ってしまったのも全くの偶然で、俯瞰世界側からしても意図した出来事でなかったのだろうから、この結果は皮肉でも何でもなく、ただ矛盾が修正されただけということになる。しかしこの場合には、渚が街と結び付く前までは俯瞰世界に住人はいなかったはずで、なぜ汐の死から融合に繋がるのかが展開できない。同様に、朋也が願った結果を再現できただけだとしても、融合する(明確な)理由が見当たらない。ということで現状、この部分はきちんと理解できているわけではない。
「願いが叶う場所」つまり各話タイトルの背景である木についても同様で、それについての明確な描写がないため、なぜ願いが叶うのか、なぜ俯瞰世界や街と深く関係があるのか、という辺りの点が不明瞭に見える。後者は良いとしても、前者にはきちんと理由があってもおかしくないと考えている。[光の珠が手に入ったら願いが叶うんです。つべこべ言うな]
以下は疑問です。適宜追加していきます。
「あなたを、お連れしましょうか?この街の、願いが叶う場所に…」
渚が俯瞰世界と繋がっているから何故か知っているのは分かるんだけど、この話朋也に見覚えがあったのはなぜ?→朋也は未来に俯瞰世界に飛ぶから既視感あったのかな?
この(↑)言葉はどこから湧いたの?→うーん、たぶん渚が死の淵をさまよってるときに心に語りかけてきたとかじゃないですかね
何で朋也は絶望の淵から俯瞰世界に飛んだのか→わからない
何で今まで誰もいなかった、誰とも繋がっていなかった世界が渚や汐を必要?とするようになったのか、朋也の願いを叶えるときに何が起きたのかの詳細→まだわかりません。原作やったり2周目観たりしたら分かるかも
*について
なんかそういう描写か説明があったような気がしてますがわからない事柄をこれ以上増やすとパンクするので準疑問のまま置いておきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。考えていたことと書きながら感じたことをとりあえず忘れないために書き留めているだけの記事にお付き合いいただき、感謝してもしきれません。
冒頭にもありますが、もし何か意見・回答・解釈・叱責などあればコメントまたはTwitterの方までお気軽にお願いいたします。
~~~
あなたを、お連れしましょうか?この街の、願いが叶う場所に…
渚が俯瞰世界と繋がっているから何故か知っているのは分かるんだ
何で朋也は絶望の淵から俯瞰世界に飛んだのか
何で今まで誰もいなかった、